壁芯(へきしん)と内法(うちのり)

建物の床面積を表す方法として、「壁芯」と「内法」があります。

先ず、壁芯とは、建物の床面積を測定する際に、壁の厚みの中心線を想定し、この中心線に囲まれた面積を床面積とする考え方のことです。

一方、内法とは、建物の床面積を測定する際に、壁の厚みを考慮せず、壁の内側の部分の面積だけを床面積とする考え方のことを言います。

壁芯は、部屋の面積に加えて壁の真ん中までの面積が上乗せされて表示されている為、内法よりも広く見えてしまいます。

基本的に、一戸建て住宅は壁芯で算出した面積で建築確認、登記をしますが、マンションの場合は、チラシやカタログなどの記載は壁芯で計算し、登記する場合は内法によって計算された面積を用います。

ちなみに、公的融資を受ける時には壁芯で計算されますが、税金の軽減措置(住宅ローン控除や登録免許税など)の多くが内法で計算されます。(軽減措置の対象は50㎡以上)

ですので、いくらチラシの記載が50㎡以上であっても、内法面積で50㎡未満の場合は税制優遇は受けられません。

購入の申込をする前には必ず、登記簿謄本の面積(内法面積)の確認をお忘れなく。

これからマイホームを検討されている皆さまは、ぜひ参考になさってください。

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