住宅ローン本審査前にカードを作成すると…

住宅ローンにおける個人信用情報の調査は、通常、事前審査時と本審査時の2回実施されます。

本審査前に新たなカードを作成すると、‘何らかの形で’個人信用情報に影響してきます。

以前お客様で、夫婦連帯債務での申込みの方がおられたのですが、事前審査を通過し、ホッとされていた事もあり、本審査の直前に奥様が新しいカードを作成し、寄りによって高額なショッピング(家電製品)をされた結果、本審査時に「減額」回答となってしまいました(T_T)

その後、減額分を義理のご両親からの貸借によって、辛うじてその場を乗り切る事が出来ましたが、住宅ローンの怖さを改めて痛感しました。

上記、‘何らかの形で’と言いましたが、仮に、本審査前に新しいカードを作成したとしても、何も使用しなければ問題無いケースが多いです。

ただし!

キャッシング枠付きのカードは使用せずとも、持ってるだけでその借入限度額の分を借りてるとみなされるのでご注意ください。

また、日常生活におけるクレジットカードの使用(ETC等)や、スーパーでの買い物、食事代等の使用は、本審査の前後を問わず、基本的には影響はありません。

あと、つなぎ融資の審査は、本審査承認後と言うケースがほとんどであり、本審査でOKとなったからと言って、つなぎ融資の審査前に新しいカードを作成する事も同様、大変危険です。

先ほどの例では「減額」回答でしたが、最悪「完全否決」となるケースもあります。

新しいカードの作成は、住宅ローンの実行後である事は言うまでもありませんので、くれぐれもご注意を。

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