フラット35住宅仕様実態調査、「省令準耐火」「片流れ屋根」など増加

この度、住宅金融支援機構は、2017年度の「フラット35住宅仕様実態調査」の結果を発表しました。

5年ごとに実施しているもので、対象は全国の木造軸組工法による新築一戸建て住宅のうち、原則として2017年4月1日以降にフラット35の設計検査の申請が行われ、合格したもの(件数は3,000件)。

先ず、住宅の構造では、「木造(耐久性あり)」が70%と最も多かったが、前回調査(77.3%)に比べると減少。一方、「準耐火(省令準耐火)」の割合は増加傾向が続いた。「準耐火(省令準耐火)」増加については、火災保険・地震保険料が軽減されることが一定に認知されてきた事の現れ。

また、通し柱の寸法は、「12㎝角(4寸角)」の利用割合が前回調査の71.5%から49.7%に減少。一方、「通し柱はない」が9.4%から21.3%、「10.5㎝角(3.5寸角)」が18.1%から28.4%にそれぞれ増加。「通し柱はない」増加の背景には接合部金物の性能向上、「10.5㎝角(3.5寸角)」増加の背景には、プレカットの普及による柱の寸法の画一化が背景にある模様。

屋根形状では、「切妻」が40.7%で最多ながら前回(48%)から減少。「寄棟」も17.7%から13.2%に減少。一方、「片流れ」は19.2%から30.5%に増加。増加の要因については、太陽光発電の普及に合わせて設置しやすい屋根形状であることや、外装材・外壁材の耐久性が高まったことをあげた。

確かに最近、デザイン性に富んだ片流れ屋根の住宅をよく見かけますね。

個人的にはデザインよりは機能的な方が良いのではと思いますが…

屋根の素材や形状も、時代と共に変化しているのだなと改めて感じます。

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