『フラット35リノベ』、10月1日より申込受付スタート

日銀によるマイナス金利政策の恩恵を受け、現在「超」低金利となっているフラット35。

主力型(借入期間21年以上35年以内、融資率9割以下)の10月の最低金利は年1.06%となっており、今後も低位で推移していく事が予想されます。

そのフラット35において、この10月より新しい金利引下げ制度がスタートしました。

その名も、『フラット35リノベ』。

リノベとは「リノベーション」の略で、‘既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えること’。

今回、リフォーム工事によって住宅性能を向上させることで一定の基準を満たした既存住宅(中古住宅)の取得に対し、フラット35の適用金利を一定期間引下げると言うもの。既存住宅のみを対象とした制度として注目されており、手続きに必要な物件検査は既に8月1日から受付が始まっています。

工事内容(リフォーム後の住宅性能レベル)に応じ、「金利Aプラン」は当初10年間、「金利Bプラン」は当初5年間、それぞれ金利引下げ幅が年0.6%となり、利用者のメリットは非常に大きいと考えます。

今回の『フラット35リノベ』は、本格的な制度の導入に向けて試行的に実施される「モデル事業」で、受付期間は2016年10月1日から2017年3月31日までとなっています。

ちなみに予算金額の詳細は明らかにされていませんが、一定の予算金額が設けられており、申込状況によっては‘早期受付終了’となる可能性もあるので注意が必要です。

これまで、住宅の建設・購入資金にしか使えなかったフラット35ですが、昨年、リフォーム費用も合わせて借りられるタイプが登場し、「リノベ」は全体の金利を更に引き下げる仕組みを整えた住宅ローン。

今回の取組みによって、国が推進する「長く活用できる良質な中古住宅を増やす」事で、住宅市場がより一層活性化される事を期待します。

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