フラット35親子リレー返済時の団信加入者は慎重に決めてください

フラット35親子リレー返済の場合、例えば、親が団体信用生命保険(機構団信特約制度)に加入し、満80歳の誕生日の属する月の末日で保障が終了した場合、この保障期間終了後に、満70歳未満である子が機構団信に加入することが可能です。

言わば、団信のバトンタッチです。

仮に申込時点で、

主債務者:お父様、60歳
連帯債務者:息子、30歳

団信加入者をお父様とし、最終保障年齢である80歳時点でもお父様がご健在の場合、団信は息子が受け継ぐことになります。

しかし当然のごとく、団信を受け継ぐ際には審査が必要になります。つまり、バトンタッチする時に子が病気などの場合、最悪加入出来ないケースも出てくる訳です。

なので、フラット35親子リレー返済を検討する際には、親・子どちらが団信に加入するのか、よく話し合われることをオススメいたします。

ここで、フラット35親子リレー返済の特徴について少し確認しておきましょう!

①後継者(子)の年齢で返済期間を設定でき、しかも、親子の収入を全額合算可能
②同居条件無し→ただし、取扱う金融機関によっては同居を条件とする場合もあり
③後継者が一定の要件を満たせば、親の年齢が70歳以上でも申込可能
④団信は、親・子どちらでも加入可能→ただし、親が加入するには、親の年齢が70歳未満である事が条件

と、非常に使いやすいのが特徴。

ちなみに民間金融機関の場合、親子リレー返済に消極的な所が多く、①に関しては全額合算出来る所は少ないですし、②に関しては親子の同居が前提とする所が殆どです。

核家族化、少子高齢化が進む中、親と子供の同居を前提としたこの『親子リレー返済』は大変貴重な制度だと思います。

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