現金一括購入か?住宅ローンで借入するか?

現在、マイホームを現金一括購入するか、住宅ローンで借入するか迷っておられるお客様がいます。

何とも贅沢な悩みですね(^^)

住宅を現金で購入すれば、当然ローン負担はありませんが、全く貯蓄がなくなってしまうようでは万が一の時の備えがないことになります。

住宅ローンを組めば、金利負担が発生するというデメリットはありますが、万が一の時にはローン残債は保険(フラット35の場合、団体信用生命保険or収入保障保険)で無くなり、貯蓄も残ることになります。

つまり、全額現金にこだわらず、一部を手元に残し、残りを住宅ローンで検討するという組み合わせが良いと考えます。

その組み合わせを考えるにあたって、検討する必要があるのが「住宅ローン減税」です。

住宅ローン減税とは、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度で、毎年末の住宅ローン残高の1%が10年間に渡って所得税から控除されるというもの。(控除しきれない場合は住民税からも控除)

負担となるローン利息部分は現在のフラット35の超低金利と住宅ローン減税(返済期間10年以上が条件の一つ)の恩恵を受ければ、万が一の時の備えも万全な状態で生活することが可能となり、10年後にローン減税が終わったら、金利や家計の状況を見て繰上返済しても良いでしょう。

結論として、今の金利水準とローン税制、そして住宅ローンの保険機能を考えれば、全額現金で購入するより、上手くローンを組み合わせた方が良いと考えます。

同じように悩んでらっしゃる方がおられましたら、是非参考になさってください。

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